ここまで、『 富士 箱根 伊豆の温泉 、 富士山の見える露天風呂 ( しかも 源泉 100% 非循環の ) を探す 』 との大命題のもとに、長々と、およそ 35件余りの温泉について書いてきました。
しかし、その内、日帰りで、富士山の見える露天風呂 となると、『天恵』、『紅富士』、『御胎内』、『ほったらかし』、『中伊豆荘 万天の湯』、『ヘルシーパーク裾野』 と 半露天も譲歩し、入れて、これ位しか無い。
その内、更に、源泉 100% 非循環 ( 流し放し、掛け流し )の温泉 と条件を加えると、温泉 @ で述べた 『天恵』の 水着で入る外の一番富士山側の浴槽だけしか該当しなくなる。
最近、山梨県河口湖北岸に以前からある旅館、ホテルが、文字通り、富士山の見える露天風呂を創ったが、おそらく循環であろうと思う。
富士山を望む、 は理解出来るとして、非循環 ( 流し放し、掛け流し ) に何故こだわるのか、?
循環式温泉は、せっかくの その成分を台無しにするばかりか、第一に カルキ臭い、 そして、近頃話題の レジオネラ菌
確かに、少し密閉された内風呂だけの温泉から帰ると、喉の奥に引っかかった様な違和感を覚える事がある。
これは、軽い ( 尤も、重かったら大変な事態に、、 こんな、ホームページなぞ書いていられない、) レジオネラ菌感染だろう、
循環式の見極めは、
- 当然、カルキ臭い
- ずっと入っていても ちっとも浴槽から 湯が溢れない
- 浴槽の どこかに、足や、タオルで触れると ピタッと吸い込む穴がある
- 2、3 時間に一度、 必ず 定期的に 10分ほど 湯の出が止まる
- 湯温が高い、すなわち 熱い
これは、70度C以上に加熱、殺菌した 使い回しの湯を薄めるにも水道代 がかかるのを倹約する為
の、症状で解る。
因みに、湯の出が止まる は、フィルターの掃除だと思う
これも、因みに、加熱、殺菌の ボイラー一式は、各浴槽一つに 一つで、一個、およそ 1000万円との事、 循環も大変である。
ついでに、脱衣場等の 濡れて 汚いマットは、水虫注意。
カルキ臭、 レジオネラ菌、 水虫菌 には充分御注意。
もう、こうなったら、更に条件を厳しくしてみよう、
富士山の見えるは しばらく諦めて 『 露天風呂 源泉 100% 非循環 混浴 』 と命題を変えてみる。
* 源泉 100% をキャンセルしたのは、源泉の温度が高くて熱すぎれば 水でうめなければならない事態を想定した為、、
まず、富士山はとても見えない温泉を 幾つか、
地図上で、富士山から 真北へ 140KM 群馬県六合村 『尻焼温泉』
川幅 およそ 50M、長さもその位、高さ 2〜3Mの堰堤と堰堤の間の河原から かなり熱い温泉が ポコポコと噴き出していて、河の水温は冷たいので、適当に石で囲った、自然ながらも手作り温泉。
あたり一帯 岩が 硫黄の成分の為だろうが赤味を帯びていて、また 岩や堰堤のコンクリは 濡れていると滑り易い。
手作り温泉は 丁度座って入れる深さに作られていて 快適だが、河の中程は 溺れてしまう程深いところもある。
左岸に 屋根の付いた風呂が一つある、
かなり熱い湯だった。
河原の湯も、屋根付き、も 混浴
『尻焼温泉』 から 西へ、 草津温泉を飛び越えて およそ 15KM
『万座プリンスホテル』 の混浴露天風呂。
スキー場 C、D の項で もう充分書いてあるので、そちらを見てもらいたい。
同じ Pr@nce 系 『万座高原ロッジ』 の 石庭露天風呂は 谷間に作られている 5〜6 種の変化有る全て露天で、2種類の源泉からなる 同じく 混浴の 楽しい温泉である。
硫黄成分は 『万座プリンスホテル』より、『万座高原ロッジ』の方が強い。
眺望は、断然 『万座プリンスホテル』
『万座プリンスホテル』 は 女性専用露天風呂 最近 一つ 増え 2ヶ所に、 『万座高原ロッジ』は この石庭露天風呂に隣接して 女性専用露天風呂が一つある。
北アルプス 白馬岳登山の 新潟側基点 『蓮華温泉』 は 国道 148号線から別れ、標高 1500m の所にある。
本館 宿泊所には 湯量の多い 内風呂が男女各 1、
とても熱くて、ホースの水でうめていた
この本館から 白馬側へ 山道、徒歩数分で 3〜4ヶ所の 形体の異なる露天風呂がある。
特に ずっと上の 『仙気ノ湯』 は 下北半島 南部の 恐山 ほどの 賽の河原 状ではないが、硫黄で やや殺伐とした少し拓けた山肌に 木で作った 3m四方ほどの湯舟
前述のごとく、湯は 硫黄で白く濁って 湯舟の底が見えない。
目の前には、もう北アルプスが 日本海親不知へ落ち込む直前、最後の高い山、雪倉岳、朝日岳、のなだらかな稜線を眺めながら入れる。
着替えの場所も無い。
非循環 混浴
この 『蓮華温泉』 の効能を 最も能く語れる物語は、
前日 ここへ泊り、翌日 朝 7時 白馬岳 (2933m)へ出発、午後 1時 山頂着、30分ほど山頂に居て 同じ 『蓮華温泉』 へ下山、 夕方 5時着。
白馬大池下の、天狗の庭 あたりでは、もう 脚が痛く、膝も曲がらない。
白馬 往復 丁度10時間
降りてきたその日、 夕方も 夜も 何度も 本館内風呂へ入り、翌日 帰り際に また 2,3回 温泉に入った
帰路、穂高の わさび田 を歩き回ったが ちっとも疲れていなかった。
スキー場 A の 蔵王 『源七露天の湯』に同じ、、
右は、ずっと昔、大雪渓を上り、天狗岳の小屋へ泊り、唐松、八方へ降りた時のもの
白馬鑓温泉も 白馬岳の帰路に組み合わせても面白いが、猿倉へ戻るのに、1時間も水平な山道を歩くのには 少々飽きる
ここは、女性用に 完全に分離された脱衣所と 湯舟が出来ていた。
10月になると、これらの小屋を、雪崩れに持っていかれないように、解体してしまう。
白馬岳から 黒部峡谷へ降りても、いろいろ面白い温泉がある。
河原を自分で勝手に掘って入る 正に露天
帰りは この 宇奈月 トロッコ電車
以上、とんでもない所まで行ってしまった番外編でした、
再び、『 富士 箱根 伊豆の温泉 』 へ戻ります。
T O P
jirochan-golfskii, 大谷 晴二郎,(おおたに せいじろう)