箱根から 伊豆半島を目指すのに、最も快適な道路が 伊豆スカイライン

基点の 熱海峠から天城高原まで、40km程、標高400〜500メートルの伊豆の山並を走り抜ける。
標高も高いが、通行料も高い。     全線 950円

この 伊豆スカイラインを 四分の三ほど過ぎると、それまで せっかく高い所を走っていたのに、どんどん下って小さな街並みの 冷川(ひえかわ)

インターを出て、旧道を伊東方面へ行くと すぐに左の狭い道へ 『ごぜんの湯』と案内板がある。

ごぜんの湯
男女別に 内風呂と 露天が 一つずつ
内風呂は 循環風呂機器の見本を兼ねているようで、従って循環。
塀で囲まれた露天は やや熱めの 非循環  水道で薄めても良い。
どの成分が強いと言うわけでもないが ナトリウム-カルシウム 硫酸塩泉 と書いてある。  
景色は無い  4,5人で一杯と狭い
入湯のみ 300円    富士山は 絶対に見えない。
最近  二階建ての宿泊施設を造り 日帰りよりも 湯治に力を入れたようだ

ここは お寺ではないが、経営者は 曹洞宗の修行をしたとの事。


==   * 循環風呂機器の見本  ==

湯河原から 十国峠下に林道を登ると 『日金の湯』 と言う 日帰り温泉がある。

贅沢にも 源泉を2本所有していて、1本は 内風呂 1 、露天 1。  も1本は 全て露天に振り分けているのだが、この 全て露天が、プール、ジャグジー、等々、皆 温泉機器の展示場ともなっている。
  この会社が 温泉、入浴施設の全国展開をしている為である
但し、ここも立派な 循環で 源泉 100%では無いのが残念。 箱根の大観山は見えるが 富士山は絶対に見えない。
   




再び 冷川インターに戻り 伊豆スカイラインを南へ。
登りに登ると 国民宿舎 『中伊豆荘』

以前は 建物の真中に 石の 狭い内風呂が一つだった。
本館とは別に 風呂専用の建物が出来、日帰り入浴に便利になった。 その名も 『万天の湯』   入湯料 700円  食堂も有り、安めの設定だ。

広く 清潔な内風呂が二つ と狭い半露天風呂が一つ
そのどこからもテニスコート越しに 真正面に 遠く富士山が見える
中伊豆荘 万天の湯 半露天風呂
循環で 強烈なカルキ臭は残念

『万天の湯』は 富士山を挟んで  G 『ほったらかし温泉』 とほぼ反対方向となる。

乱暴に、大雑把に言えば、このライン上に 『修善寺かんぽ保養センター』、『大仁ホテル』、『御胎内温泉』 と、いずれも富士山の見える温泉が連なる。




伊豆の最高峰 万三郎岳 (1405M)登山は 万二郎、万三郎を回って 天城高原へ戻るくらいなら 軽く 3〜4時間で可能だが、景色の開けた所は 2ヶ所ほどしかなく 全て 深い樹林。


登山で疲れたら、『万天の湯』の泉質では効かない。 もっと成分の多い温泉でないと、

天城高原から 伊豆高原まで降り、下田方面へ少し南下する。

『赤沢露天風呂』は 次に記すので、そこより先 国道の下 海岸に面した 『伊豆大川 磯の湯』が 天城山の帰りにはお勧め。

台風や 高波以外 年中無休  屋根付き露天   500円

大川 磯の湯 熱めの 源泉 100%は ナトリウム-塩化物 硫酸塩泉だから 塩辛い
6人で満員。

管理のオバチャンに聞いて それから受け売りしているのだが 『 メタケイ酸 ( H2SiO3 ) は身体を温め、メタホウ酸 (HBO2) は身体を冷やす 』

この温泉は大変温まる。 少し位の疲れは すぐ取れる。

昔は 座っていても 伊豆大島が見えたが 今は 目の前に 高い木の囲いが出来 あまり景色が良くなくなった。  勿論 富士山は見えない。

写真でも解ると思うが、これも年々、行くたびに 浴槽右側 即ち、南側が 段々高くなっている。 地盤の隆起 ??、 地震 ??

真正面の 伊豆大島は 20年ほど前の噴火 の名残りとして、溶岩の流れた跡が 3本 黒々と見える。

冬は、西の山々の蔭になって もう昼を過ぎた頃から 陽が差さない為 寒くなる事も、



『伊豆大川 磯の湯』より さらに下田市側に 『熱川 高磯の湯』

海岸に面するプールと併設された 完全露天は 男女とも 一つずつ、  広い、快適、爽快   500円
当然、富士山は見えない、 しかも、循環。  これは惜しい。



富士山が見えるか、見えないか?、と言う事では、早い話し、小田原市から 国道 135号線を、伊豆 下田市、南伊豆町 石廊崎まで、およそ 100kmの間、平坦市街地からは、まず見えないが、僅か、伊東市のみで、敢えて特定して、川奈ホテルのゴルフコース、サザンクロス ゴルフ場、国道 吉田あたりくらいか?

従って、東伊豆方面の温泉からは、命題の 『 富士山の見える露天風呂 = しかも、源泉で、、』は 存在しない。




T O P


jirochan-golfskii, 大谷 晴二郎,(おおたに せいじろう)