VR_MOVIE.VRO対応の DVD オーサリング ソフトウエァ どれが良いか?



HITACHI DVDCAM WOOO DZ−MV580で設定出来る最高画質 XTRA
VBR (可変ビットレート)3〜10Mb/秒の間で変化しながら記録する。

そのファイルは DVD_RTAV内のVR_MOVIE.VRO で これを DVDに変換するのに、最も元の画質 即ち 同じビットレートを如何に忠実に維持したまま変換可能か?
そのアプリケーション ソフトを探してみる。

使った機器は、東芝ノート CX セレロン 1.3GH、  メモリ 256×2、
DVD書き込みは、 RATOC RS−U2EC5X 外付け USB 2.0 ケース に Panasonic LF−M721JD SuperMULTI、   DVD+RW 書き込み速度  2.4倍  に焼く。  

DVDCAM RAM 内の VR_MOVIE .VRO

元 RAMのビットレート タイトル数4、計10分程の再生時間中、初めの7〜8分は XTRA、続いて 3分程が FINE( 6Mb/秒固定)、最後に 短く30秒程 XTRA、の VR_MOVIE .VROファイルで試す。 

これを、BitRate Viewerで計測した。

DVDCAMから、VRCopy(= DVD−MovieAlbum コピーツール)でハードディスクに落とし保存した .VROの中身を見る、 正に DVDCAM本体の DVD−RAMに撮影されたものと同じビットレートの状態だ。




DVD−MovieAlbumSE 4

DVDーMovie AlbumSE 4 DVD−MovieAlbumSE 4 は、DVDCAMに付属のCDにある SE 3の上位版で、ハードディスクに置いた .VRO からもアクセス出来るようになった。 (Panasonic DVD SuperMULTI ドライブに付いていた)

ところが、このソフトが大変な食わせ物で、XTRAの初めの 4分間の 第一タイトルを、一本のMPEGU変換 (切り出し)の際、途中で引っ掛かって、なかなか先へ進めない。
レートの高い(9.3Mb)峰を越えられないのか、低い(3Mb)谷を渉れないのか?
どんどん進捗残り時間が増えて行く。
4分の変換に、10数分かってしまう。( チャプターで分割 をチェックすると速いが、後で一つ一つ繋ぐのに大変だし、そこでエンコードされても詰まらない )  これを覚えておいてもらいたい。
( 図は 全4タイトルを一本に結合しての状態だが、)

  この段階で 未だDVDに焼いてなくて、MPEGU変換だけ。 前途洋々だ。 ( DVD作成のソフトではないので、、 )
  然も、元 .VRO のビットレートと、微妙に違う。


DVD−MovieAlbumSE 4 VRCopy

上左図 DVD−MovieAlbumSE 4

従って、期待はずれだったが、不要なチャプターを消去したり、タイトルを繋げる、とかには必要なソフト。    消去を選ぶと、再びファイルは戻せない
HTML で書かれたメニュー
唯一 良いのは、切り出し時 チャプターで分割、ファイル名の先頭に番号を付与 を選ぶと こんな HTML で書かれたメニューを作ってくれる。



上右図 スタートメニューでは、DVD−MovieAlbum コピーツール とあり、実は、VRCopy

SE 3 で、『 プログラム、 マーカー 』 が SE 4 では、『 タイトル、チャプター 』 にいきなり名称変更。     そー言われてもなー、、、
尤も、メモ帳 も インターネットオプションで notepad、  98で アプリケーションの追加と削除、 XPで プログラムの追加と削除  だから仕方ないか、、

 ゲーテとは、オレの事かと ギョエテ問い      


所有する中で 今のところ、RAMから ハードディスクへ確実にDVD_RTAV を落とすソフト。
MyDocuments にフォルダーを作り、更にその中に 別々のサブフォルダーを作る。
これに、8cm RAM 一枚毎か、タイトル別に VRCopyで落とす。
何枚分か、約 4GB程溜まったら、VRCopyで 逆に 12cm RAMに纏める。
この場合、.VRO は見かけ上 一本に成っている。  (勿論、各ソフトで見ると タイトル、チャプター に分けられるが、)


  DVD−MovieAlbumSE 4 ( 3 も) は調子の悪いPCだと相当無理する様で、我が家では C: 直下に置いてある。


Sonic MyDVD 5

MyDVD 5 4は同じく DVDCAMに付属だが、 これの .
V.4 では未対応だった VRインポート可、  ハードディスクに置いた ( .VRO ではなく、この MyDVD 5 に限って )VR_MANGRIFO .IFO ファイルから読める。

変換時間、ものすごく掛かって この波形、
上も 7.2Mbに頭打ち。

DVD−MovieAlbumSE 4 と同様、 初めの 4分間の 第一タイトルを変換するのに時間が掛かる様だ。




CyberLink PowerProducer 2

CyberLink PowerProducer 2 Panasonic DVD SuperMULTI ドライブに付いていた。
ディスクユーティリティと言う便利なツールが有り、VRからDVDVideoに変換

ハードディスクからは読めないので、DVDーRAMドライブ → DVD書き込みドライブ、となる。
即ち、DVDドライブが二台( 内 RAM 一台 )必要。

変換時間は およそ 19分と速い。

波形は ほぼ忠実だが、高い所は頭打ち、  固定 6Mbの所が底上げされている。

全体に レートは低目。




ArcSoft  ShowBiz

ArcSoft  ShowBiz ShowBizが単体でDVD作れるとは知らなかった。

WEB用に小さなファイルを加工する事か、QuickTime を同居させて、.MOV、 MPEG4を加工する事くらいにしか使っていなかった。

.VRO には対応していない。
ドラッグ&ドロップで無理やり引っ張っても 最初のチャプターしか再現されない。

ドラッグ&ドロップ が利くのは、.MOV、 MPEG4の場合だ。

DVD作成には、途轍もない時間掛かり、5Mb/秒の詰まらないもの、
青い空が滲んで見える。
その上、プログラムの追加と削除で見ると、160MBも占有している。




interVideo WinDVD Creator 2

interVideo WinDVD Creator 2 東芝 ノートCX に付いている。

およそ、8Mb/秒 で書かれていて 画質は遜色ないが、やはり不満が残る。

ハードディスクに置いた .VRO から読める。

スタイル、ボタンが付いて およそ 20分だから速い。


interVideo だったか、Sonic だったか、それともCyberLink だったか、  C: 直下に 私のお仕事 MyWorks フォルダーを作ってしまうのでDVDを弄った時は増え過ぎに注意。
Sonic (上述 ?)、Ulead、PEGASYS は自名のフォルダーを MyDocuments 内に、、




Ulead DVD MovieWriter Advance 

Ulead DVD Movie Writer Advance  これは良い。
ハードディスクに置いた .VRO から読める。
元 .VRO の波形に、御本家 DVD−MovieAlbumSE 4 より余程忠実。

一本の切れ目ない映像でメニューを作らなけらば、 変換も 20分で 書き込みまで終了する。 。

しかし、変換時 PCが相当無理をしているのだろう、 往々にして 画面がホワイトアウトしたり、書き込みドライブの選択で、画面がしばらく止まり 時間掛かり不安。
プログラム終了時に 往々にしてスタック。

DVD MovieWriter 3 もこれより良い機能有るが、変換、波形、画面がホワイトアウトしたり 等は同じ。




Ulead VideoStudio 8 

Ulead Video Studio 8  一本の通した映像に BGMを付けてみる。
ハードディスクに置いた .VRO から読める。

ビットレートは 高目に設定したので、6Mbの固定のファイルが高くなっているが、可変は ほぼ忠実。
WAV の音楽ファイルが加わるので、その分の変化だろう、
設定に少し時間掛かるが、変換は 再生時間の2倍は掛からず速い。

操作は、DVD MovieWriter 系より格段に安定していて 今、何をしているかが理解出来る。
前の工程や、次の工程へ移る画面の切り替えも確実だ。
プログラム終了時、DVDメディア取り出しに手間取ると少し難かるが、この時点で 全て保存されているので大丈夫。



Ulead Video Studio 7  一本の通した映像で、 『 ビデオファイルを作成 』 と『 ディスクを作成 』 を選択すると、defaultで MyDocuments に自名のフォルダーを作り、チャプター毎の細かい MPEGU ズラリ一杯と、VIDEO_TS と、 Convert 内に 一本の MPEGU、 の 三つを吐き出す。 即ち、元の三倍が溜まる。
この 時出されたConvert 内の 一本の MPEGU は、BGMを付けなければ 元RAMに全く忠実な波形で有用だ。

出来上がった DVDは画面 明るく綺麗だ。

Ulead Video Studio 7  Ulead Video Studio 7 も 8 と殆んど同様の機能がある。
操作画面 一番左下の メディアファイルを挿入 ボタンからは、.VROファイルは入れない ( 8 はこれで入れる )。
画面左上の ファイル から 『 キャプチャプラグインの切り替え 』 を選択、『 Ulead DVD−VRプラグイン 』 を操作してから、オプションで 『 ビデオのプロパティ 』 と進んで ビデオをキャプチャへ。 





PEGASYS TMPGEnc DVD Author 1.6 二層対応 8.5GB 

ペガシス TMPGEnc DVD Author 1.6 二層対応 8.5GB  これ程良い結果が出るとは思わなかったのが、このPEGASYS。

ハードディスクに置いた .VRO  から読める。

Ulead DVD MovieWriter Advance  と全く同じ波形。

メニューを作らず、一本の切れ目ない映像でよければ、設定から、DVD書き込み、全て終了まで、10数分。( = 再生時間 10分のファイル)
Ulead DVD MovieWriter Advance  より更に速い。

DVD−MovieAlbumSE 4  の一本MPEGU変換のみの時間より格段に速い事となる。

次の工程へ移る画面の切り替えも、ホワイトアウトせず、安定している。  画面がしばらく止まるような事も余りおこらない。
自名のフォルダーに 切り出した MPEGUをずらりと並べてから、とか、モーションメニューを作成の設定だと、当然 相当な時間掛かるが、これをしない様に設定すると、この通り速い速い。

さて、 BGMを付けるのだが、
例えば、森高の ザ ・ 勉強の歌 を書き加えると、短いチャプターばかりだと、 チャプター切り替わりの度に 『 さー、行ってみようーかー、、 』の ポッキリ、ポッキリ、繰り返しで、一本の曲に出来ない。 曲後半の  国際人、文化人、人参、などなかなか聞けない。

  PEGASYS TMPGEnc DVD Author 1.6 二層対応 8.5GB は、ファイルに静止画が入っていると、当該タイトルの部分を読み込んでくれない。  





ところで、これは?

MGI  VideoWave V SE

MGI  VideoWave V SE 2000年7月に 買った RICOH デジタルカメラ RDC−7に付いていた、、のだから随分と古い物だけれど、

.VROは読めない。
然し、何が便利かと言うと、 その RDC−7 が 15駒/秒 の簡易動画を撮れ、出来た .AVIファイル( M−Sの .AVI と異なり、QuickTime でしか再生不可の厄介なファイル )( = QuickTimeはなるべく入れたくないので、= )をこの MGI  VideoWave V SE 単体で、再生、加工出来たり、また別途、MPEGUも編集出来る、  時間うんと掛かるが 。 

余談
★ ★ ★  RDC−7 の CCD は( 334万画素、 1/ 1.8 型 だから ) 静止画、動画 共にとても明るい。
画素数も然る事ながら、面積の広い CCD が物を言うのだろう、 
                  ★ ★ ★

と、言うより、これに役立つのだ、

    ↓   ↓   ↓   ↓   ↓  



フォルダの画像 プレビュー エクスプローラに縮小版表示で、少し高目のレートのMPEGU ( ピーク 9Mb/秒、平均 8Mb )をずらり並べると、通常 Media Player のアイコンで示され ( 左図 AVI )面白くないが、 MGI  VideoWave V SE を入れると 途端にこの様な賑やかなものとなる。
フォルダの中の MPEGU までもプレビューされる。

System32 の中に それまで無かった  MPEG2Decorder.AX 126KB、 MPEG2Parser.AX 78KB、 Rsx.dll 175KB、 fcpavc.( 以下 dll )58KB、  wnpapi32. 27.5KB、  dvavi. 93KB、  DVcodec. 288KB、   等が物を言うのだろう、  具体的にどれかは解らないが、      

およそ、40MBのプログラムだから、在っても構わないが、不要なら、削除の際 上記の それらしい CODEC だけ残して鄭重に去って頂くことも出来る。 
プログラムの追加と削除 では 0( ゼロ )となり、 System32 に残った総ファイルは 1MB以内。 

MPEGU をプレビューさせるソフトは、今のところ、筆者の所持するものでは、これ以外に見当たらないが、 Sony Pictures Digital Networks  Screenblast  Movie Studio も入れると、 MPEGU のプレビューが出来る。
残念ながら、試用版しか無いので、機能が随分と制限されていて使えないに等しいが、削除の際、Plug−ins だけ残しておく事が出来る。  但し、プログラムの追加と削除 から削除すると 全て削除されるので、手動で、となる。
そして、本体を削除しても 元の 50数MBは プログラムの追加と削除に空として残る。  



Win XP インストール直後の ビデオ コーデック MGI VideoWave V SE を入れた後の ビデオ コーデック

上左図は  OS Windows XP インストール直後の ビデオ コーデック で 9個。

上右図は  MGI  VideoWave V SE を入れた後の ビデオ コーデック で 12個有り、 その幾つかが 少し変わった名になっている。






 T O P 


大谷晴二郎, おおたに せいじろう, jirochan-golfskii